シオカゼテンツキ(カヤツリグサ科)
Fimbristylis cymos var. spathaceas (Cyperaceae)

関東以南の本州、四国、九州、南西諸島の海岸に生え、国外では中国、インド、インドネシアからオーストラリアに広く分布する多年草。根茎は短く顕著な株立ちとなる。葉は堅い線形で、両縁はやや内側に巻き、表面は深緑色で光沢があり、枯れても根元に長く残る。花期は7月~3月、細く堅い花茎を斜上し、先に散形状花序を出し、長楕円形で褐色の小穂を多くをつけ、それぞれ5~15個の花がつく。痩果は小さく黒褐色。別名シバテンツキ。

shiokazetentsuki

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