本邦と朝鮮の南部、南西諸島各島、台湾、中国、インドシナ、インド、ヒマラヤおよびフィリピンの暖帯から熱帯に分布する常緑低木。山地の樹下に叢生する。葉は堅く革質で光沢があって対生し、長楕円形、鋭い鋸歯があり、葉先は尖る。花期は4月~8月、茎の先に穂状花序を出し、花被のない薄緑色の花をつける。液果は直径5~7ミリの球形で赤熟し、美しいので生け花に利用される。名は千両で、マンリョウに対して名付けられた。正月の縁起物として珍重される。