シャリンバイ(バラ科)
Rhaphiolepis indica var. umbellata (Rosaceae)

本邦と朝鮮南部、奄美大島、先島諸島、台湾、中国南部の暖帯、亜熱帯に分布する小高木。葉は深緑色、厚く革質で光沢があって互生し、楕円形、全縁ないし浅い鋸歯があり、先は尖る。多くの場合、枝先に葉が集中する傾向があり、単葉で車輪状に互生するので名の由来がある。花期は4月~6月で、枝先に円錐花序を出して白い花を多くつける。直径1センチほどのナシ状の液果は熟すると黒紫色になる。形態変異が激しく、いくつかの変種に区別され、南西諸島産をオキナワシャリンバイvar. liukiuensisとすることもある。庭木として利用する。

sharinbai

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