九州南部、南西諸島各島、台湾南中国、インドシナに分布する常緑の藤本。付着根で樹上、岩上をよじ上り、時に高さ10メートル以上、茎直径5センチに達する。山地林縁、路傍に普通に見られる。葉は対生して厚く、卵型~楕円形、全縁で先は尖る。花期は4月~6月、枝先に散房花序を出して、多数の白花をつける。名は白球カズラで、核果が白色の球状に熟するから名付けられた。