タイワンサギゴケ(キツネノマゴ科)
Staurogyne concinnula (Acanthaceae)

石垣島、西表島、台湾、南中国に分布する多年草。陽当たりの少ない山地の樹下や崖の湿り気のあるところに生える。葉は根元に束生し、倒披針状長楕円形、先は鈍く波状の不明瞭な鋸歯がある。花期は3月~6月、長い花茎を出して先に5~7個の白色でやや淡紅紫色を帯びた花をまばらにつける。花の形はウメに似るが、花冠は筒状鐘形で先が広がって5裂したもの。サギゴケの名をもつが、植物学的類縁はない。

taiwansagigoke

→戻る(2005.3.30 浦内川上流地帯)