化合物和名:アブシンチン (Absinthin)
骨 格 名:セスキテルペン
生合成経路:イソプレノイド
キク科ニガヨモギ(Artemisia absinthium)に含まれるグアイアン(guaiane)系セスキテルペンの二量体で、強い苦味がある。アブサンの独特の味は本成分によるという。現在、多くの国で顕著な向精神作用によりアブサンの販売が規制されているが、その作用成分は本物質ではなく、モノテルペンのツジョン(ツヨン)である。本物質の健康被害は少なく、むしろ抗炎症薬としての開発が有望視されているという。