化合物和名:ダフニフィリン (Dahniphylline)
骨 格 名: 
生合成経路:イソプレノイド

 ユズリハ科ヒメユズリハ(Daphniphyllum teijsmannii)、ユズリハ(Daphniphyllum macropodum)ほか同科同属植物に含まれる特異なアルカロイドで、おそらくスクワレンを前駆体として複雑な転位反応により骨格が形成され、アンモニア性窒素が導入されて生成するプソイドアルカロイドと推定される。有毒であり、家畜がユズリハの葉を食べて中毒を起こすことが知られている。構造が複雑なこともあって合成化学のターゲットとされるが、生物活性についてはあまり情報がない。

daphniphylline