いわゆるイソプレン則について
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 イソプレンの骨格の集合体として記述される特徴をもつ一群の天然有機化合物が存在することは黎明期の天然物化学者により気付かれていたが、後に標識化合物を用いた実験でイソプレノイド経路により生合成されることが証明された。下の図には代表的なモノテルペン~トリテルペンを挙げ、それぞれがイソプレン単位(太線の結合で表す)を構造の中に含んでいることを示した。このような規則性はまだNMRなどの機器分析装置のない時代には構造式の推定に大きく役立った。