化合物和名:ラナトシドC (Lanatoside)
骨 格 名:強心配糖体
生合成経路:イソプレノイド
ゴマノハグサ科ケジギタリス(Digitalis
lanata)に含まれる強心配糖体で、ジギタリス(Digitalis
purpurea)の強心配糖体ジギトキシンと同様、強心利尿薬としてうっ血性心不全などに用いられる。ラナトシドCをアルカリで加水分解したものがデスラノシド(Deslanoside)、デスラノシドを酵素分解でグルコースを除去したものがジゴキシン(Gigoxin)で、いずれも強心利尿薬として用いられる。ジゴキシンはジギトキシンより経口投与での吸収効率は低い(75%)が、蓄積性も低いので臨床でよく用いられる。