化合物和名:サイコサポニンa (Saikosaponin a)
骨 格 名:オレアナン系サポニン
生合成経路:イソプレノイド

 セリ科ミシマサイコ(Bupleurum stenophyllum)の根に含まれる主サポニン。アグリコンをサイコゲニンAという。ラットの脳下垂体に作用してACTH、副腎皮質ホルモンの分泌を促進するステロイドホルモン様作用や、高コレステロール食飼育ラットで血中コレステロール、トリグリセライド低下作用、脂肪肝改善作用など多くの注目すべき生物活性が報告されている。本成分を含むサイコサポニンの混合物は長期投与で肝機能の改善に有効であるという臨床報告もある。

aconitine