ラン科バニラ(Vanilla planifolia)の果実に含まれる香気成分。大半は配糖体として存在する。アイスクリームなど食品香料として用途は極めて広い。工業的には木本植物の繊維質成分であるリグニンの酸化により極めて安価に合成できるので、バニラ果実から得られるものは高級菓子などに用途が限られる。