エゾウコギ(ウコギ科)
Eleutherococcus senticosus (Araliaceae)

北海道に自生する落葉低木で、国外では極東ロシア、中国東北部にも分布する。根茎を刺五加シゴカと称し、強壮の目的で用いる。とりわけ極東ロシアでは人参より強壮効果が優れるとして酒剤として珍重する。中国では根皮を五加皮ゴカヒ南五加皮ナンゴカヒの名で活血、駆瘀血などの目的で用いる。含有成分はエレウテロシドEやクロロゲン酸などのフェニルプロパノイド配糖体を主とする。

ezoukogi
→戻る(2013.9.6;北海道大学植物園)