化合物和名:クロロゲン酸 (Chlorogenic acid)
骨 格 名:フェニルプロパノイド
生合成経路:シキミ酸

 コーヒー豆に含まれるポリフェノールの主要成分で抗酸化作用成分として知られる。そのほか、バラ科ウメ(Armeniaca mume)の果実、キク科ヨモギ(Artemisia princeps)、フキタンポポ(Tussilago farfara)、スイカズラ科スイカズラ(Lonicera japonica)の全草など、多くの植物に含まれる。構造はカフェ酸のキナ酸エステル。クロロゲン酸にもう1分子のカフェ酸が結合したジカフェロイルキナ酸類(3,4-、3,5-または4,5-di-O-cafferoylquinic acid)は弱いながらタンニン活性があり、カフェタンニンと別称され、クロロゲン酸より抗酸化作用は強い。

chlorogenic acid