中国、朝鮮半島原産の落葉小高木。紅熟した偽果の果肉を山茱萸サンシュユと称し、滋養、強壮、収斂薬として漢方処方に配合される。八味地黄丸の構成生薬の一つである。花期3~4月。サンシュユが渡来するまではエグ味の強いアキグミなどを代用していた。グミの漢名に茱萸を用いるのはそれに由来する。