欧州原産の多年草。花期は6~8月。果実を生薬茴香ウイキョウ(新修本草:蘹香子カイコウシ)として芳香健胃薬として安中散、丁香柿蒂湯などの漢方処方に配合される。精油に富み、主成分はフェニルプロパノイド系のアネトール (anethole)である。アネトールはマツブサ科Illicium verumの果実トウシキミIllicium verumの果実にも含まれるのでそれを大茴香ダイウイキョウ、本種を小茴香ショウウイキョウと区別することがある。(→主な精油成分;関連ページ)