欧州原産の多年草で回虫駆除薬であるサントニン(santonin)の製造原料の一つ。わが国で品種改良が進められ、サントニン含量は1~3%に達する。和名の由来はヨモギに似ていて京都府壬生みぶでかって栽培されていたことによる。サントニンを含むので、ヨモギ(Artemisia)属から区別されたが、近年ではArtemisia maritimaの学名が復活しつつある。