ヨモギ(キク科)
Artemisia princeps (Asteraceae)

北海道を除く本邦の山野に普通に生える多年草。花期は9~10月。葉をガイヨウ(艾葉)と称し、漢方で腹痛、吐瀉、止血などに用いるほか、鍼灸で用いるもぐさの原料となる。また綿毛に覆われた若葉で草もちをつくる。ヨモギの名は万葉以来の古名(余母疑)であり、その意味は不明である。他にヨモギの名を冠するものにオトコヨモギカワラヨモギがあるが、いずれも同属種である。クロロゲン酸、3,5-ジカフェロイルキナ酸のほか、ツヨンツジョン)などのモノテルペンを少量含む。

yomogi

→戻る(2008.9.6;八王子市南大沢、芽生えは2005.4.9;相模湖町寸沢嵐)