本州、四国、九州の山野に普通に生える藤本。葉は掌状複葉で5個の小葉がある。雌雄同株で赤紫色の大きな花は雌花であるが、写真では雄花は見られない。同属近縁種のミツバアケビと本種の茎を生薬木通モクツウと称し、消炎性利尿、通経、鎮痛の目的で漢方処方に配合される。オレアナン系サポニンを多く含む。名の由来は開け実が訛ったといわれるが、他にも数説ある。