渡島半島以南の本邦太平洋側各地の山地に生える多年草。花期は4~6月。地上部の全草を和淫羊藿ワインヨウカクと称し、強壮、強精薬とする。因みに淫羊藿インヨウカクはホザキイカリソウを基原とする。根生する2回3出複葉を3枝9葉という。名は花の形が「いかり」に似ているからで、漢字では碇草または錨草と書く。