イタチハギ(マメ科)
Amorpha fruticosa (Fabaceae)
北米原産の落葉低木。葉は偶数羽状複葉で互生し、小葉は卵形~長楕円形で先はやや丸く、全縁。若葉は赤く早春に目立つ。花期5~6月。砂防樹、護岸用樹種として導入されたのが各地に野生化している。ハギの名で呼ばれるが、キハギ、マルバハギなどLespedeza属植物には属さない。名は鼬萩であろうが、花穂の形をイタチの尾に見立て、また外来種で在来種を圧迫するかのように旺盛に生える様子をネコハギ、イヌハギに対して嫌われ者のイタチの名を付けたのであろうか。