イタヤカエデ(ムクロジ科)
Acer pictum subsp. dissectum (Sapindaceae)

本邦の山地に生える落葉高木。葉は長い柄があり対生し、5~7つに中裂または浅裂し、裂片の先は尖り、縁はほとんど全縁。花期は4~5月。変異が著しく変種に分けられることもある。樹液は糖分に富み、またタバコの香料としても用いられる。材はスキーやバットの製造原料となる。名の由来は板屋カエデで、よく茂った葉が板葺きの屋根のように雨がもれないことからくるという。イロハモミジとともにカエデ属でもっとも普通に分布する種である。

itayakaede

→戻る(2005.4.21;相模湖町寸沢嵐