イワタバコ(イワタバコ科)
Conandron ramondioides (Gesneriaceae)

福島県以南の本邦各地の岸壁に生える多年草。葉は根生し、葉柄に翼があり、縁に不ぞろいの鋸歯がある。花期6~8月。全草を苦苣クキョと称し、健胃薬とする。全草に苦味があるが、アクテオシド(Acteoside)ほかカフェ酸配糖体によるものという。アクテオシドは抗酸化作用のあるポリフェノールとして健康科学ではよく知られる成分である。名は、岩壁に生え、葉がタバコの葉に似ていることによる。

iwatabako

→戻る(2005.8.1;相模湖町寸沢嵐