オヘビイチゴ(バラ科)
Potentilla anemonifolia (Rosaceae)

本州、四国、九州の田の畔など湿ったところに生える多年草。葉は5小葉からなるが、茎の上部では3小葉となり、縁に鋸歯がある。名は雄蛇苺で、ヘビイチゴに似ていて全体として猛々しいのでこの名がある。分類学的にはヘビイチゴとは別属でキジムシロの仲間であり、果実は花床が膨らまない点で区別される。全体に伏毛がある。民間で全草の煎液をおできなどに外用する。花期5~6月。

ohebiichigo

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