欧州、西アジア原産の1~2年草で、わが国へは古い時代に麦(コムギ)とともに渡来したと考えられ、畑、道端などに生える。マカラスムギは本種から育成されたものでよく似るが、本種はそれよりやや小型で小穂からつきでる長い芒は途中でねじれて交叉する点で区別できる。花期は5~7月。名は烏麦でカラスが食べるしか利用価値のない麦の意味である。別名をチャヒキグサという。