サンショウ(ミカン科)
Zanthoxylum piperitum (Rutaceae)

本邦各地の山地に生える落葉低木。葉は奇数羽状複葉で互生し、小葉は長卵形で先は尖り、縁に鋸歯がある。枝や葉柄の基部に対生する刺がある。花期4~5月。成熟果皮を生薬山椒サンショウと称し芳香辛味健胃薬とし、漢方では大建中湯などに配合される。辛味成分はサンショオール(sanshool)である。果実、若葉ともに香辛料として用いる。(→主な苦味、辛味成分)また、精油成分としてリモネン(limonene)を含む。(→主な精油成分関連ページ)椒は香辛料のことで、山に生える自然生の椒ということで山椒と呼ばれるようになった。

sanshou

→戻る(2005.4.29;八王子市中山)