センブリ(リンドウ科)
Swertia japonica (Gentianaceae)

本邦各地の日当たりのよい草原に生える二年草。花期は8~11月。開花期の全草を生薬センブリ(当薬トウヤク)と称し、苦味健胃、整腸薬として用いるほか、日本薬局方苦味チンキの製造原料とする。苦味成分としてスウェルチアマリン(swertiamarin)を含み、唾液分泌亢進、胆汁分泌亢進作用のあることが確認されている。植物名の由来は、千回振りだしてもまだ苦いという苦味の強さに因む。(→主な苦味、辛味成分

senburi
→戻る(撮影日時不詳;神奈川県相模湖町寸沢嵐)