ショウブ(ショウブ科)
Acorus calamus (Acoraceae)

本邦各地の水辺に生える多年草。花期5~7月。全体に芳香があり、葉を浴用(菖蒲湯)に用いる。根茎を菖蒲根ショウブコンと称し、健胃薬とする。初版局方は菖蒲の名で収載。詳細は歴代日本薬局方収載生薬大事典を参照。同属種にセキショウがあり、よく似た肉穂花序をつける。名は菖蒲に因むが、この漢名はセキショウのことである。万葉集では菖蒲をアヤメと称するが、本種のことであり、アヤメ科アヤメのことではない。

shoubu

→戻る(2003.4.28;津久井町道志橋下;花(円内):撮影時期不明)