スミレ(スミレ科)
Viola mandshurica (Violaceae)

日本全土の人家付近から丘陵まで日当たりのよいところに普通に生える多年草。葉は根生し、長楕円状披針形で先は鈍頭、縁に鋸歯がある。写真でははっきり見えないが、葉柄に広い翼がある。花期は4~5月。本種と形態が似たものにヒメスミレがあるが、本種は茎葉が立ち上がっているので区別できる。名の由来は墨入れに因み、花の形が大工が使う墨つぼに似ているからというが、古代に現代の墨つぼがあったことが前提となる。古くから染色に用いられたといわれるので、み入れの訛りか。

sumire

→戻る(2004.4.17;相模湖町寸沢嵐)