ナンゴクウラシマソウ(サトイモ科)
Arisaema thunbergii subsp. thunbergii (Araceae)

本州西部、四国、九州の平地や低山の林内に生える多年草。葉は1枚で、成長すると13〜15枚の小葉が鳥足状につくようになる。小葉の長さは8〜25cm、細くて先は尖る。ウラシマソウに似るが、全体として小さく、(小)葉が細く、中脈が白い筋状になるところが異なるが、濃紫色の仏炎苞から長い付属体が出て先端は垂れ下がる特徴は共通する。花期は3〜5月。名の由来は南国のウラシマソウであるが、ウラシマソウが北海道、本州北部まで分布するのに比べると分布域がより南にあるというだけのようである。

nangokuurashimasou

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