ヒキヨモギ(ハマウツボ科)
Siphonostegia chinensis (Orobanchaceae)

本邦全土の日当たりのよい草地に生える半寄生の一年草。花期は8~9月。葉は上部では互生、下部では対生状となり、羽状に深裂する。花は葉腋から2.5 cm、ほどの唇形花をつける。花の上外側に長い軟毛が目立つ。全草を劉寄奴リュウキドと称し、止痛、止血、通経薬とする。名の由来は引き蓬で、葉がヨモギに似て茎を折ると糸を引くからだという。

hikiyomogi

→戻る(2004.8.22;八王子市鑓水)