ヒメムカシヨモギ(キク科)
Erigeron canadensis (Asteraceae)
北米原産の二年草で本邦各地の道端や荒地に帰化している。葉は互生し、茎葉は披針形で先は尖り、まばらな鋸歯がある。根生葉は倒卵形で粗いまばらな鋸歯がある。花期は8~10月。同属のオオアレチノギクとよく似るが、本種の花には白い舌状花(円内)がはっきり認められるので区別できる。民間では外傷、浮腫、下痢に用いるという。名は在来種のムカシヨモギErigeron acris var. kamtschaticusに似て小型の意味。