本州、四国、九州の山地に生える落葉高木。葉は互生し、広楕円形~卵状楕円形で先は尖り、縁は全縁。花期は6月で秋に熟する。母種のカキは本種より選抜されたものであり、果樹として広く栽培する。カキは中国より渡来し、わが国に自生するものは栽培からの逸出とする説もある。カキの名の由来として、実も葉(紅葉すると)も赤いので、赤木が訛ってカキとなったという説がある。朝鮮語のカム、カツ、カルが転じたという説もあるが少々無理がある。