南九州、南西諸島各島、台湾、南中国からインドの亜熱帯、熱帯に分布する多年草。陽当たりのよい原野や山裾の路傍に生える。母種のViola betonicifoliaはアジアからオーストラリアに広く分布し、多くの変種が区別されているが、近縁種に本土産のアリアケスミレがある。白スミレという名前をもつが、実際には淡紫色のものが多い。