ハゼノキ(ウルシ科)
Toxicodendron succedaneum (Anacardiaceae)

東アジアの暖帯から亜熱帯、熱帯に生える落葉高木。葉は奇数羽状複葉で、小葉は披針形で先は尖る。表面は濃い緑色で光沢があるが、裏面は白い。表裏ともに毛がなく、類縁種のヤマハゼと区別される。花期は2~4月ごろ、葉腋から円錐花序を出し、黄緑色の小さな花を密につける。核果は直径5ミリ~15ミリほどの扁平な球形で、熟すと淡褐色になり、表面は光沢がある。落葉時に鮮やかな紅葉となるが、南西諸島では顕著ではない。別名をリュウキュウハゼとも称する。樹液に触れるとかぶれるのは同属植物に広く含まれるアレルゲン物質ウルシオールに因る。

hazenoki

→戻る(実:2005.3.25; 花:2005.3.22 上原山地林内)