石垣、西表島両島と台湾蘭嶼、フィリピンバターン諸島に分布する大型多年草で大きいものは3メートルに達する。葉は長楕円状披針形で、先は尖り、無毛。花期は4月~7月、主茎の先に穂状の円錐花序を出し、黄白色の花をつける。蒴果は球形で直径6ミリほどで、熟すと橙黄色になる。低地の林縁に生えるので、最近の開発で個体数は急減している。西表島では同属種にアオノクマタケラン、ゲットウなどが自生する。