コバノハスノハカズラ(ツヅラフジ科)
Stephania japonica var. australis (Menispermaceae)

沖縄本島以南の南西諸島、台湾、南中国からインドの亜熱帯、熱帯に分布する常緑藤本で、南西諸島では海岸から山裾の林縁に多く見られる。葉は洋紙質で長い葉柄があり、卵円形でやや細く、先丸いかわずかに尖る。花期は7月~9月、葉腋から柄がある複散形花序を出し、淡緑色の小さな花を多くつける。果実は直径6ミリほどの球形で赤熟する。葉は楯形なので名の由来がある。最近の分類学ではハスノハカズラStephania japonicaに含め、区別しない。

kobanohasunohakazura

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