コウトウシュウカイドウ(シュウカイドウ科)
Begonia fenicis (Begoniaceae)

石垣、西表、与那国島のほか、台湾蘭嶼およびフィリピンに分布する多年草。山地林下の湿り気のあるところに多く見られる。葉の基部は心形で左右不対称、先は尖り、ややまばらな鋸歯がある。表面は滑らかでやや光沢がある。両面とも無毛。花期は冬期を除く周年で、根茎から長い花茎を出し、その先は叉状に分枝して十数個の花をつける。「コウトウ」は台湾蘭嶼らんしょの旧名である紅頭嶼こうとうしょに因む。西表島には同属種としてもう1種マルヤマシュウカイドウが自生する。

koutoushukaidou

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