マルヤマシュウカイドウ(シュウカイドウ科)
Begonia formosana (Begoniaceae)

石垣島、西表島と台湾の林内に生える多年草。渓流沿いに多い。葉は互生して左右不対称な歪んだ心形で、浅く裂け、縁に重鋸歯がある。花期は6月~11月ごろ、茎の先に集散花序を出し、白色~淡いピンク色の花を少数つける。シュウカイドウと同属であるが、わが国ではほかにコウトウシュウカイドウが石垣島と西表島に自生する。西表島ではコウトウシュウカイドウは随所に見るが、準絶滅危惧種に指定される。ところがあまり見かけない本種は危惧種とは指定されていない。

maruyamashukaido

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