屋久島、種子島以南の南西諸島各島の山地林内に生え、国外では台湾、中国南部に分布する常緑低木。革質の葉は長楕円形で対生し、全縁、先は尖る。両面とも無毛で光沢がある。花期は３月～７月、枝先に緑白色の花をまばらにつける。液果は直径５～６ミリの球形で、赤熟する。写真の個体は非石灰岩地帯に生え、中脈が突出せず、果実が小さく丸いので、典型的なボチョウジと思われる。西表島には同属種のナガミボチョウジが海岸の石灰岩地帯に自生する。別名リュウキュウアオキ。