屋久島以南の南西諸島各島の山地常緑林の林床に生える多年草で、国外では台湾、中国南部にも分布する。葉は対生し、披針形~長楕円形、先はややとがり、上面は無毛で光沢がある。花期は3月~10月、茎頂に集散花序を出し、柄のない釣鐘状の白花を5~8個つける。小型の地味な草本であるが、抗がん薬原料となるカンプトテシンを含む。