ナンテンカズラ(マメ科)
Caesalpinia crista (Fabaceae)
屋久島以南の南西諸島およびアジアの亜熱帯、熱帯に分布する常緑藤本。海岸近く、特にマングローブ林内および林縁に多く見られる。葉は2回偶数羽状複葉で3~5対の羽片からなり、各羽片に3対前後の小葉がつく。小葉は卵形~楕円形、全縁、先は尖り、葉軸や茎に逆向きの鋭い刺がある。花期は春期から夏期で、頂生あるいは腋生の円錐花序をつけ、黄色の花を密につける。本土には同属種としてジャケツイバラのみが分布する。豆果は扁平な卵形で長さ4センチ、幅は2.5センチほど。
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