南西諸島各島をはじめ、世界の亜熱帯、熱帯の海岸に分布する多年草。線形~長楕円形の葉は多肉質で対生し、全縁、先は尖る。茎は匍匐して岩場や砂地、砂泥地など、潮水のかかるところにも群生する。花期はほぼ周年、茎の先あるいは葉腋に、淡いピンク色の大きな萼をもち花弁のない花を単生する。南西諸島ではあく抜きして食用にするという。スベリヒユに似ているのでその名をもつが、植物学的には別科のハマミズナ科に属する。