ツボクサ(セリ科)
Centella asiatica (Apiaceae)

本邦南部、朝鮮、南西諸島各島、台湾、中国ほか熱帯アジア、豪州、太平洋諸島、アフリカの暖帯から熱帯に広く分布する匍匐生多年草。葉の表面は滑らかで光沢があり、長い葉柄があって立ち、円状腎臓形で円頭、基部は心形で鋸歯がある。花期は夏(西表島では3月でも開花)、葉柄からごく短い花茎を伸ばし、先端に1個の花序をつける。庭の隅、道端、原野などに生え、茎は地上を這い、節から根を出す。壷草のツボは庭の意味で、庭に生えるから名付けられたという。中国では本種を積雪草セキセツソウ>(わが国ではカキドオシに充てる)と称して解熱・利尿・止血薬に用いる。

tsubokusa

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