南西諸島各島、台湾、南中国、インドシナ、フィリピンに分布する常緑の藤本。陽当たりのよい山地の林縁に生える。葉は3出複葉で対生し、小葉は卵形~長卵形、薄い革質で、先は鋭く尖り全縁、表面はやや光沢がある。花期は3月~6月、葉腋から円錐状の集散花序を出し、白い花をつける。時に太い木質茎となり、結束用に用いる。本土にセンニンソウ、ボタンヅルなどの同属近縁種がある。