アカネ科アカネ(Rubia argyi)、セイヨウアカネ(Rubia tinctorum)ほか同属各種に広く分布する赤い色の色素であり、古来染料として用いられてきた。セイヨウアカネから調製されたアリザリンは食用色素として用いられてきたが、ラットを用いた実験で腎臓癌が発生したという報告があり、現在は使用が控えられている(→厚生労働省ホームページ参照)。通常のアントラキノンとは異なってシキミ酸とメバロン酸との複合経路で生合成される(→こちら参照)。