化合物和名:ベルベリン (Berberine)
骨 格 名:ベルベリン
生合成経路:アミノ酸
キンポウゲ科オウレン(Coptis
japonica)やミカン科キハダ(Phellodendron amurense)ほか、メギ科、ツヅラフジ科などに広く分布するベンジルイソキノリンアルカロイドの一種。黄色ブドウ球菌に対して強力な抗菌活性があり、細菌性下痢や腸内異常発酵時に止瀉薬として用いられる。強い苦味がある。薬理作用として血圧降下、心臓抑制、カエル腹直筋のアセチルコリンによる収縮の増強、子宮収縮作用があり、更にラットで胃液分泌抑制、ストレス性胃出血の抑制、胃粘膜抵抗の増大が報告されている。