キハダ(ミカン科)
Phellodendron amurense (Rutaceae)

本邦各地の山地に生える落葉高木。花期5~7月。周皮を除いた樹皮を生薬黄柏オウバク黄檗オウバクとも表記する)と称し、健胃、消炎、収斂などの目的で温清飲、黄連解毒湯などの漢方処方に配合される。主成分として去痰薬として家庭薬の原料とする。また、帰脾湯、加味温胆湯などの漢方処方に配合される。アルカロイドを含み、主成分はベルベリン(berberine)であり、塩化ベルベリンの製造原料とする。(→関連ページ

kihada

→戻る(2003.6.22;東邦大学薬学部薬用植物園)