イネ科各種植物に寄生するバッカクキン(Claviceps purpurea)の産生するインドールアルカロイドの一つ。同じバッカクキンの産生する類縁物質で子宮筋収縮薬として用いられるエルゴメトリンがあるが、本物質は子宮筋収縮作用のほか、交感神経α受容体遮断作用、抗セロトニン作用、血管平滑筋直接収縮作用が強いので、片頭痛薬として用いられる。