レンギョウ(モクセイ科)
Forsythia suspensa (Oleaceae)

中国原産の落葉低木。花期3~4月。果実を生薬連翹レンギョウと称し、消炎、利尿、解毒、排膿を目的とした荊芥連翹湯などの漢方処方に配合される果実の画像、2013年10月8日帝京大学薬用植物園)。実際に薬用とするのは成熟果実であるが、裂開して種子は失われているの実質的には果皮のみである生薬レンギョウの画像。成分としてオレアナン系トリテルペン、ルチン(rutin)などのフラボノイド配糖体を含む。オトギリソウ小連翹ショウレンギョウと呼ぶことがあるので本種を大連翹ダイレンギョウと区別する。詳細は拙著「歴代日本薬局方収載生薬大事典」の「レンギョウ」を参照。

rengyou

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