アカマツ(マツ科)
Pinus densiflora (Pinaceae)

北海道西南部以南の本邦各地の山野に普通に生える常緑高木。。花期4~5月。分泌物である生松脂は精油のテレビン油(主成分はモノテルペンα-pinene、β-pinene)と不揮発性のロジン(主成分はジテルペンabietic acid)に分け、薬用とするほか工業用に広く利用される。テレビン油は皮膚刺激薬、ロジンは絆創膏などの基剤、スポーツ用の手の滑り止めとするほか、石鹸、ワックス、印刷インキなど工業上の用途は広い。(→主な精油成分関連ページ)名は赤松で、クロマツP. thunbergiiに比して樹皮が赤っぽいから。マツの名は万葉集にある麻都に由来する。

akamatsu

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